2022年8月10日水曜日

令和4年 8月号

 いつの間にか80歳を迎えてしまいました。まだまだ遠い先のように思っていましたが、確実にその時がやってきました。劇団関係の皆さまから温かい励ましのメッセージをたくさんいただきました。それぞれ個別にお礼を差し上げなければならないところですが、この清流のコーナーで申し上げることでお許しいただきたいと思います。お寄せいただきました皆さまに改めて心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

全国の子どもミュージカル(KM)からはそれぞれの動画でお祝いしていただきました。ほとんどのKMで最後に「あおと先生だーいすき!!」と結ばれていましたが、スタッフに言いなさいと言われたかもしれないけど600人を上回る可愛い孫たちから一斉に「すきー !」と言われると青春が戻ってきたような心の昂まりを感じてしまいました。

久しく恋心など味わったことがありませんでしたが、よし、こんな可愛い孫たちのためにも精一杯恋をしようと80歳のおじいちゃんは蘇った若き日のように心だけは奮い立っています。

そして孫より上の世代の我が息子や娘たちも立派に育ち、劇団のために勢力を傾けている姿を見ると時々頑固ジジイのようにただうるさい存在でしかなくなった自分の居場所が徐々に薄れていく寂しさも感じています。

このような感傷めいた心の状態も世の常で歳をとった誰もが通り過ぎる過程でもあり、80代というのは残りの持ち時間を気にしながら1日1日を大切に生きていく覚悟を持たなければならない年代だと自らに言い聞かせております。

皆さんから長生きしてくださいと言われますが、与えられた生命を自力で生きているわけではないので何歳まで生きられるか神のみぞ知るということでしょうか。