2018年10月1日月曜日

2018 劇団通信10月号

「おはようございます、お疲れさま」は劇団では日常の挨拶として定着していますが、稽古の開始時には「おはようございます。よろしくお願いします」と皆んなで揃って大きな声で挨拶しても、それ以外の稽古場に入ってきた時や、廊下などでスレ違つた時に挨拶ができない子が結構います。

挨拶になれていないか、あるいは照れているのかもしれませんが、現場を担当する指導者も子ども達に挨拶の大切さを教えてほしいと思います。

挨拶ができないために人間関係がギクシャクすることがよくありますが、相手が挨拶しなくてもこちらから挨拶をすればいいのです。普通は挨拶を返してくるものです。

しかし何年も付き合っているスタッフさんで挨拶が苦手な人がいました。こちらから声をかけても一瞥する感じで反応がなく、仕事はきちっとやってくれているので我慢していましたが、先日終演後のバラシの時たまたまその人が片付けをしていた所を通りかかったので、「お疲れさま」と声をかけたら何の反応もなく知らん顔をされてしまいました。

ありえない態度にもうこんな人に仕事を依頼する必要はないと思ってしまいました。芸術家とか技術屋にはありがちなタイプですが、一匹狼で人の世話にはならないで生きている変人ならともかく、組織人として仕事を受けている立場であれば最低の礼儀をわきまえなければなりません。

逆の立場に立って考えればわかる筈だと思いながらもちょっと寂しくなった瞬間でした。