2021年3月20日土曜日

令和3年 1,2月合併号

 昨年の第22回目の「夢コン」はコロナ禍の影響で入場者が本選出場者とその家族、それに卒団する劇団員とわずかの招待者に限られ、例年のような会場での盛り上がりには及びませんでした。

しかし劇団としては初のオンライン配信による生中継を実施し会場に来ていただけなかった多くの方々にもご覧いただくことができました。コロナ終息が覚束ない状況の中では今年の各地KMの公演もオンライン方式を取り入れる方向で準備しているだけに、試験的ではあったにせよ「夢コン」での成果はしっかり受け継がれていく確信にも繋がりました。

あのNHK紅白歌合戦ですら無観客で行った異例の番組になりましたが、贅沢すぎるスタジオなどのいくつかの施設を使いまくり本来の形とは異なってやりすぎた面も目立ち首を傾げるシーンも少なからずありました。おそらくNHKも試行錯誤していたのかもしれませんが私だけの感想かもしれません。

このように世の中全体が配信による効果をどのように確立するか模索しているところでもあり、画面で観るのと実際のライブとの隔たりは当然埋まることはないにしても、遠隔地でも鑑賞できるライブ配信の利点は観客層を拡大するという意味ではこれまでにはない恩恵をもたらしているように思われます。

 劇団BDPでこのライブ配信を活用することは更に多くの人々の目に触れる絶好のチャンスと捉え、今後の活動に新たな活力を生み出す力強さを感じさせてくれます。今の混沌とした世の中でも絶えず向上心を持って努力を怠らず、溌剌とした明るい笑顔と人を思いやる優しさで活動していけば自ずと劇団は繁栄の道を辿っていくことになるでしょう。