劇団も10月31日でちょうど25周年を迎えました。
稲城市で10人ほどでスタートした小さなグループが現在のような大所帯の劇団になるなんて思ってもいませんでした。「大きな夢」という名前にしたのもただ私が好きな言葉であったというだけで、将来に対しての具体的なビジョンなんて全くありませんでした。
しかし不思議なものでネーミングをしたことにおいて自分なりにその言葉の意義を考えるようになり、劇団として「大きな夢」を描くことはどういうことだろうとそのことがいつも頭から離れませんでした。
そして繰り返し繰り返し想念することによって「大きな夢」という言葉が次第に劇団のイメージを確立し次々と新しい展開が生まれてくるようになりました。
果たして現在のような姿が夢が実現した姿であるかどうかは別として、言葉の持つ力というものが人生を自在に操る魔法のようなものであるような気がしてなりません。
だから平素使う言葉が明るく建設的なものであれば運命もそれに伴ってどんどん好転していくものだと思いたいのです。
ところがその逆を行く人々がなんと多いことでしょう。
他人の欠点を暴きたて、愚痴を言ってマイナスの言葉を発し憂鬱な日々を送っている人たち。全て言葉の力で自らを不幸の底に追い込んでいることを知るべきでしょう。
一転して明るい言葉、讃える言葉、人を思いやる優しい言葉を発してみてはいかがでしょう。
お金のかからない人生必勝の方法かもしれません。