2023年2月8日水曜日

令和4年12月号

 最近電車に乗ると優先席が気になるようになってきました。これまでは自分が座ろうなどとは思ってもいませんでしたが、コロナに感染してしかも80歳になってからは、空いていれば座ろうと時々優先席に目を向けるようになりました。自分でもそんなに年老いたのかと思いながらも、反面それを認めたくない意地みたいなものがあって、ただ眺めているだけで行動には移せません。

それにしても優先席という意識すら全くない若者たち、当然の如く座ってスマホに夢中になっているのを見ると、情けなさを通り越して憤りたくなります。「おいおい君たち、ここは優先席だろう、サッサと立てよ !!」と言いたくなりますが、逆ギレされて殺されるのも困るし、つい大人しく腹の中に収めてしまいます。

若者に限ったことでなく、自分のことしか考えていないような人種が増えていることも確かです。ついでに愚痴をもう一つ。私の妻が足に怪我をしてまともに歩けない時期が4ヶ月ほどありました。その間家庭のゴミ出しを私がやらなければならなくなっての感想です。

私の住んでいる集合住宅は、燃えるゴミ、燃えないゴミ、段ボールや古紙、ペットボトル、空き缶などそれぞれ出せる曜日が決まっていますが、その曜日を守らない家庭が多いのに驚いています。収集車が行ってしまった後に、平気でゴミ袋を置いていく人、夜中にこっそり収集できないような電気製品や粗大ゴミを出している人などモラルの低さに愕然としてしまいます。

こんな些細な日常生活のルールでさえ守れない人たちが、子どもの教育やしつけを一体どのように考えているのかと思うと、暗澹たる気持になってしまいます。勿論私の周りにはそんな人ばかりでなく、真っ当な人もたくさんいるのでそれで救われてはいますが‥‥‥