2021年12月27日月曜日

令和3年 9月号

歳を重ねてくると残された時間を嫌でも考えるようになります。そして果たして自分の生き方が良かったのか、これまでやってきたことが本当に自分のやりたかったことなのか、などと反省も含めて振り返ったりもしますが、一方ではそれでもまだ出来ることはあるはずだと歳を省みず少し前向きな生き方に心を揺さぶられることもあります。

この世に生きている人間は誰一人として同じ人はいません。自分というキャラクターは世界でただ一人、だったら世の常識や平均年齢などに惑わされることなくやりたいことをやればいいじゃないか、ある意味わがままを通したっていいじゃないかと思うのです。もちろん自分のわがままで周りに迷惑をかけたり害を与えたりするのではなく、自分という存在意義をしっかり見つめた上でのわがままであれば許してもらえるかもしれないと思うのです。

元来気の弱い私は人様に気を使うことが多く、全てが丸く収まるように感情をコントロールしながら人間関係の維持に努めています。その結果仕事上でも双方が諍いや争うこともなく円滑にいっていると勝手に思いこんでいるところがあり、時々そのような対応が煩わしくなって思いっきり大声を張り上げたくなる時があります。

これまで忍耐第一と言い聞かせながら大人しく‥? していましたがそれでいいのかと自問を繰り返す日々が続いています。自分の気持を素直に表現できる「わがまま」は許されてもいいのではないかと思いますが、「何をとぼけたことを、これまでも充分にわがままを発揮していたくせに」と反発の声が聞こえてきそうです。

ハイ、確かにそうですが、わがままに見えないやり方を工夫しようと思っています。