私の代名詞であるフランスの世界的に有名な2枚目俳優アランドロンさんが亡くなった。ずば抜けたいい男、特に地元フランスでよりも日本の女性にモテた色男。その代名詞 ? 私が ? 自分の顔をよく見てみろよ ! と誰しも思うのは当たり前、それでも結構若い時から使い続けていた癖が今でも抜けていないから困ったものだ。誰かと話している時ふと口を滑らすと座が和み会話が楽しく進んでいく心地よい体験が忘れられないからだ。
あまりにも私と似ていないから言えることであって要はイケメン「水も滴るいい男」の代名詞、ところが最近若い劇団員の前でアランドロンのことを言っても全く反応がない。寂しい。
彼らは早速スマホを取り出して検索し、私の顔と比較しながら不審な目で見られてしまう。ジョークで楽しい雰囲気を作ろうとしたことが「変なおじさん」に急降下 !! さもあらん。アランドロンが活躍した時代を懐かしむ世代は年々減少していく。
ところが同じ時代に活躍していたオードリーヘップバーンになると現代の若者の間でも認知度が高く巷の広告宣伝にもよく登場している。「ローマの休日」は何度見ても心を揺さぶられるし、かつての名作と言われている映画は時代を超えて私たちの人生観まで変えてしまうほどの影響力がある。もちろん文学に関しても、芝居に関しても言えることだが、映画人口の方が圧倒的に多いからその恩恵に授かっている人の数も計り知れない。
最近は映画だけでなく若者が興味を持つあらゆるジャンルのものが横行し影響されるエンタメなども多岐にわたっているため簡単に論ずることもできないが、一律でない一人一人の個性の輝きを見失うことなく自分にしかできない能力を磨きながらしっかり将来を見つめて進んで欲しいと思う。
劇団BDP、児童劇団「大きな夢」でやっているミュージカル活動も所属している劇団員にとっては将来を左右する大きな分岐点になることもあり、劇団で学び培ったことが栄養価の高い成長促進剤になれば幸いである。